カンボジアへの音楽支援について

 十分に音楽を学ぶ環境が整っていない世界中の国々に対して支援を考えている、ドイツで声楽を学ぶ橋本恵史さんと、サックス奏者の妹尾寛子さんの3人でカンボジア視察ツアー(3泊5日)に行ってきました。
 当初はピアノなどハード面での支援をした上で、子供達に音楽を教えるインフラを整備するのがよいのではと想定していましたが、音楽が何よりも大好きな子供達に、音楽家としての才能を伸ばすために必要な教育を提供するソフト面の支援も大事であることを実感しました。
 例えば現地に音楽学校を創り、奨学金などで才能のある子どもたちをプロの音楽家に育て有名なアーティストを輩出すれば、音楽教育を通して後に続くカンボジアの子供達の才能が花開くチャンスが増えるのでは。そう考えると、音楽教育で日本のアーティストが国際的に活躍する場は、まだまだあるように思えました。

ワット・ボー小学校音楽隊が「こころにひとつ」を披露してくれました
子供達の歌声と素晴らしい歌詞に感動!(歌詞は下に書いています)

「きらきら星」も本当に素晴らしい演奏でした

NPO法人SMILEJPが以前から支援している孤児院を訪問し
「世界で一つだけの花」を日本語で一緒に歌いました


「こころにひとつ」
(作詞:ワット・ボー小学校音楽隊と先生たち 作曲:ちい)

あのとりたちを みて、 どこまでも ひびくこえ、
うたであそんで はなしあって、いきることのよろこびを うたってる
どんなとりだって みんな、おそれや かなしみをこえて いきている

ぼくたちがいきることには、ちゃんといみがあるよ
どんなことも、まえをむいて すすもうとするなら
いいひとも わるいひとも ゆうふくなひとも まずしいひとも
かんけいないよ

こころから ひとをあいすることを たいせつにしようよ

みんなでたすけあっていこうよ
たとえ うまれたところがちがっても
うんめいのかけらが めをだすよ

ちきゅうには おんがくがあるから
よろこびもかなしみも ひとつのおとになって
いつも ぼくたちのこころのなかにあるよ